Tor経由でのファイルダウンロードを円滑化|自動接続先変更時間の調整方法

Tor

Torネットワークはデフォルトでは10分ごとに接続するTorノードを変更します。

接続しているTorノードはこのように確認することができます。

また、ブラウザ上で「このサイト用のTor回線を再構築」をクリックすることでも接続するTorノードを変更することができます。

Torが10分ごとに接続するノード変更する機能はTorの匿名性を上げることに役立っているのですが、デメリットも存在します。

接続するTorノードが変更されるとwebサービスから見てIPアドレスが変わります。これが10分ごとに起こるとその都度webサービスから本人確認が行われるので煩わしさを感じることでしょう。

また長時間のファイルや動画のダウンロード時はセッションが切れてエラーが出ることやダウンロードが止まるといった事象も発生します。

しかし、今回紹介する方法は利便性と引き換えにTorの匿名性の高さを犠牲にする側面があります。

なので必ずノーログVPN、ダブルVPNの使用を強くお勧めします。

おすすめのノーログVPNは「NordVPN」と「ExpressVPN」です。

Torネットワークの自動接続先変更時間を調整する

torブラウザの設定ファイルは下記パスに存在します。

Tor Browser\Browser\TorBrowser\Data\Tor\torrc

「TorBrowser」で検索し、該当のフォルダに移動した後、「Data」→「Tor」へと移動して「torrc」を右クリックし「プログラムから開く」でメモ帳やテキストエディタで編集をします。

下記コードをtorrecファイルに追記し、保存します。

今回はTorノードの接続先変更時間を1時間とします。

MaxCircuitDirtiness 3600

まとめ

今回はTorの接続ノードの自動接続先変更時間を設定する方法をご紹介しました。

しかし、この手法はtorの匿名性を犠牲にしてしまう側面もあるので、本当に高い匿名性が求められる人は利用しない方が良いでしょう。

ファイルや動画のダウンロードやサイトの閲覧等の目的でTorを利用する人であれば「NordVPN」と「ExpressVPN」等のノーログVPN、特にダブルを利用した上で使えば十分な匿名性を獲得できます。

快適な深層web、ダークwebライフを過ごしていただければと思います。

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