おすすめの無料VPNは?匿名性やノーログポリシーの保証は?

現在VPNサービスを利用する目的は非常に多岐に及んでおり、VPNサービス自体も非常に種類が多いため、どのVPNサービスを選べばよいか悩んでいる方も多いでしょう。

そういった際に「無料」という響きはとても良いものに聞こえてしまい、安易に無料VPNサービスを選んでしまう方も多いのでは無いでしょうか。

もちろん、無料VPNで用途を満たせるのであれば問題は無いのですが、多くの場合それはかないません。

今回は無料VPN、有料VPNでそれぞれできることをご紹介いたします。

完全無料で利用できるVPNサービス

VPN Gateは筑波大学が研究目的のために提供している完全無料VPNサービスです。

プロトコルに関してもOpenVPNが使えるので通信データを暗号化することができ、他の暗号化されていないプロトコルに比べてブロックされずにある程度のサイトを閲覧することができます。

VPN Gateは無料かつ通信制限が無いVPNサービスですが、通信速度に関しては有料VPNには大きく劣ります。

そのため、動画視聴、ファイルダウンロード、オンラインゲーム等を日常的に行う方には適さないサービスとなっています。

VPN GateはノーログのVPNサービスと違ってアクセスログが保存されます。

保存期間は3ヶ月間となっており、国内外の捜査機関や裁判所などの司法機関から正当な理由を添えてログを開示するよう求められた場合、裁判所令状がなくてもログを開示すると明記しております。

Webサービスのアクセス先からのみであればあなたのIPアドレスを隠すことができます。

しかし、例えば故意でなくてもトレント等で著作権保護された作品をダウンロードした場合等はあなたのプライバシーが保護されることはありません。

また、あなたが直接的に何か違法なことをしていなかったとしても特定のサイトを閲覧している人が捜査対象となっている場合は理不尽にあなたのプライバシーが侵害されるケースもあります。

完全無料のVPNとしてはVPN Gateが1強ですが、制限付きの無料VPNサービスも存在します。

制限付きの無料サービスは通信速度、通信量、利用可能サーバー台数、同時接続数等に様々な制限があります。

位置づけとしては有料サービスを利用する前に無料版でVPNの性能を確かめるためのものになります。

どのVPNサービスもOpenVPNプロトコルが利用できるので規制を回避して各国のテキストサイトを閲覧することが目的であればこうしたVPNサービスでも対応可能です。

注意しなければいけない点として、制限付き無料サービスは有料版についても4大監査法人等の第三者機関によってノーログポリシーが証明されていません。

また、本拠地がアメリカ、カナダ等ファイブアイズのサービスが多く、ファイブアイズ以外を本拠地とするVPNサービスも過去にノーログポリシーを謳いながら外部の捜査機関にログ情報を提供したサービスも存在します。

なので匿名化を目的とする場合にはこれらのVPNサービスは有料版であっても適していないということになります。

インターネット上での動きを完全に匿名化したい、オンラインゲーム、Torrent等のファイルダウンロード、VODやYoutube等での動画視聴が多いという方は無料VPNでは満足出来ないと思います。

また、無料VPNは有料版を検討する方向けの確認用のサービスとなっていますが、有料のノーログVPNもほとんどが30日以上の返金保証期間があるのでその期間中に実質無料で使い勝手の確認が出来ます。

また、驚くことにほとんどのサービスが月額数百円で利用出来てしまいます。

この料金でネット上の様々な検閲の回避や匿名性が手に入るのは破格です。

無料と有料で悩んでいるのであれば有料のノーログVPNを契約して後悔することはないでしょう。